しかし、個人的に資格は二の次三の次だと思っております。
もちろん無駄だとは微塵も思っておりません。持っておいて損をすることなんてありませんし、資格の勉強をきっかけに自分の得意分野、やりたいことを見つけるきっかけになることもあります。
会社員で最も大切なスキルは、ひと言で申しますと
相手に負荷を掛けない柔軟性だと思っております。
たとえ英語が話せても、上司や同期と衝突ばかりしてしまうような人はどう思いますか?
ITスキルが高い人でも、伝わりづらいメールを書いているような人はどうでしょうか?
仕事はできるけど感情的に怒鳴り散らすような人と仕事をしたいですか?
そんな方に当たってしまっては毎日が苦痛になりますし、場合によっては休職・退職に追い込まれるかと思います。

若手のうちは
「そんな上司嫌だね〜」
程度で終わらせられると思いますが、いずれは自分が先輩になって後輩を指導をする機会があると思います。
そんな時に自分の思っていることをうまく伝えられなかったり、後輩の話の腰を折りまくるような人になったら最悪な先輩の誕生です(笑)。
そうならないためのスキル、柔軟性を身に付けることが最優先のような気がします。
今回の内容
今回は、資格やビジネススキルに埋もれがちだけど、できないまま放っておくと老害まっしぐらになってしまうかもしれない
- 今すぐ始められて一生役立つスキル4選
- 社会人に必要な能力を知る方法
について詳しく紹介したいと思います。
さっそく見てみましょう。
もくじ
今すぐ始められて一生役立つスキル4選
メタ認知力

メタ認知力の高い人は、目先の問題や多くの情報に惑わされず、常に冷静で感情的な言動をすることはほとんどありません。
一概には言えませんが、仕事ができる人や周りから信頼されている人は、メタ認知力が高い気がします。
メタ認知力が低いと感情的な言動をしがちです。不機嫌になったり舌打ちをしたりする人も少なくありません。
話し合いでも、感情的に言い返したり論破してやろうとまくし立てることもあります。
そんな人が周りにいたら物凄く気を遣いますし、大事な用事があるのに話しかけて、とばっちりをくらってしまってはたまったもんではありません。
周りが気を遣って一歩引いてしまうので、なおさら自分では気づかないことでしょう。
メタ認知力を鍛える方法としては色々ありますが、私がおすすめするのは、マインドフルネス瞑想ですね。
瞑想中は、過去や未来のことについてはなるべく考えず、今の自分に意識を向けてみてください。最初は雑念ばかりですが、1週間もすれば慣れるはずです。
お手軽に始められるのでおすすめです。
傾聴力
いわば聞く力ですね。人の話をいい加減に解釈して分かったフリをしたり、話がかみ合わず、後に仕事に悪影響を及ぼす可能性もありますので必須のスキルでしょう。
とはいっても、相槌やオウム返しなどの小手先のテクニックではありません(もちろん大切ですが)。
いかに相手に話してもらうか、相手に関心を向けるかが肝になります。
そのために重要なことは数多くありますが、まずは以下の3つをおすすめします。
- 相手の話の腰を折らない、否定しない
- むやみに解決策を提案しない
- 相手を徹底的に理解すること
相手が話をしてくれるのは、あなたに聞いてほしいから。
そんな相手の気持ちを尊重しながら、一層深い会話をしてみると、傾聴力は自然と養われるはずです。
言語化
普段の会話や上司に報告する際に
「なんて言えばいいのかな」
なんて思ったことありませんか?ちなみに私はほぼ毎日口から出てしまいます(笑)。
自分の思っていることを伝えられない要因は様々ですが、思考を言語化できないのが原因なのではないでしょうか。
少しでも分からないことがあるとすぐに電話をかけてくる人、周りにいませんか?そういう人は自分の思っていることを整理できず、メールやチャットで言語化することができない人だと私は思います。相手の時間を無駄にしていることに無頓着なんですよね。
言語化能力を改善する方法として、私が実践している方法を3つ簡単に紹介します。
- 誰に伝えるかをはっきりさせる(相手によって情報のニーズが変わるため)。
- ただ伝えるだけなのか、その後に動いてほしいのか、ゴールを決める。
- 「これだけは絶対に言っておく!」ことを中心に話す内容を構築する。
私もまだまだ未熟ですが、地道に改善していこうと思います。
文章力
メール、企画書、議事録etc.
これらを作成する手段はほぼ全て文章です。
「君はいったい何を書きたいの?全然伝わらないよ」
「このスライドはとても部署外の人には見せられない」
こんなことを言われた、あるいは言われた人を見かけたことはありませんか?
伝わりやすい文章を書くうえで、私が実践していることは以下の3つです
- 中学生にでも分かる文章で書く(表現や言い回しまで中学生にならないように)
- 読む人の負担を減らすように意識して書く
- 文章が黒っぽくならないように、所々で改行する。
文章力が低いまま放っておくと、書くことが億劫になり、結局相手に電話をしてしまいます。
嫌ですよね
「文章じゃ伝わらないから電話のほうが早い」
みたいな言い分。確かにそういう場合もありますが、殆どは自分の文章力、言語化力を棚に上げていることが多いと思います。

社会人に必要な能力を知る方法
以上が、社会人が最優先に身に付けておくべき基礎スキルとなります。
もちろん人によっては「こんなの当たり前だろ」と思うかもしれませんが、実際にできる人はそこまで多くないような気がします。
私も人のこと言えませんが(笑)
また、実際に働く環境によってはもっと重要なこともあると思います。
そういった方はどうすれば一生モノのスキルが見つかるのかを探る方法について2点ほど解説しますね。
嫌な先輩から逆算する
すぐに電話をかけて時間を奪ってくる他部署のアイツ。
1分で終わる内容なのにダラダラと20分も話し続ける先輩。
忙しい時期になると癇癪を起こして机を叩く定年間際の上司。(笑)
すべて私の周りに実在する人たちですが、絶対こんな人にはなりたくないですね。
その上司のどこが嫌なのか、もっとこうしてくれたらいいのに。
など相手の不快に思うところを抽出して、自分自身の日頃の行動に落とし込んでみてはいかがでしょうか。
仕事のできる先輩を観察する
では逆に仕事ができる人、良い人間関係に恵まれている人ももちろんいますよね。
常に前向きな人、自分の機嫌を自分でとれる人、冷静沈着で相手の話に耳を傾けることができる人etc.
一見当たり前に見えるかもしれませんが、仕事をしながらだとどうしても余裕がなかったりすることもあるでしょう。
しかし、周りから信頼されているあの人は、なぜか仕事のトラブルをうまくかわしております。
どうかそういう社員の方を観察して真似てみてはいかがでしょうか。
まとめ:専門スキルに埋もれがちな基礎スキルこそ早めに身に付けておこう
今回は新入社員、若手社員のうちから積み重ねておくべきスキルについて紹介しました。
もう一度まとめますと
- メタ認知力
- 傾聴力
- 言語化力
- 文章力
でございます。
はっきり言ってこの4つの技術は一生ものだと思っております。
しかし、一朝一夕で身につけるのは相当難しいです。
なので、読書や実践で絶えず経験を積んでいけば、自ずと身につきます。
逆に苦手なままほったらかしておくと、後に取り返しのつかないことになるかもしれませんので、早めに芽を摘んでおきましょう。
今回は以上となります。
