みなさんこんにちは。
今回は、部活をやっていない人は将来不利なんじゃないか、青春が送れなくなるんじゃないかなどの噂に異を唱えたいと思います。
今回の内容
- 部活をやらないと将来不利になるのか
- 帰宅部はなぜ部活をやらないのか
- 空いた時間でなにをするか
初めに言っておきますが今回の内容は、部活に励んでいる人をとやかく言う内容ではございません。部活動へ一生懸命に熱中している姿は本当に尊敬しますし、素晴らしいことです。
しかし一方で、部活や課外活動がイヤでイヤで仕方がない人も一定数います。私もその一人でしたw
当時を振り返ると、部活を辞めて人と違う道を歩んでしまったら、将来が暗くなるのではないかと思っていた日もありました。
そんな不安をお持ちの方などいらっしゃいましたら、少しでも支えになれば幸いです。
もくじ
部活をやらないと将来不利になるのか
結論から申し上げます。
部活をやってないないだけで就職や進学が不利になることはありません。
なぜそんなことが言えるかって?
それは私が中学・高校共に帰宅部だったからですw
中学はテニス部を1週間で辞めました。その後友達に誘われて卓球部に所属しましたが、4ヶ月で離脱。
高校では中学の反省点もあり、今度こそはと弓道部に入りましたが、たった1日で退部しましたw
理由は簡単「夜遅くまで学校に居たくない、やっと授業が終わって疲れたのに次は部活もやるのなんて億劫だ」というようなものです。
ですがそんな私でも普通に高校へ進学できましたし、大学も指定校推薦で難なく入学できました。
今では都内の東証一部上場企業のメーカーに勤め、サラリーマンをやっております。
高校進学から大学、就職へとたどり着くまで何度も面接を経験しましたが、部活動のことを聞かれたことは一切ありませんでした。
「それは大卒だからでしょう」と思われた方もいるかもしれませんが、私の高校時代の同級生は部活をやらずに高卒で就職しております。(そのぶんバイトや資格の勉強を頑張っていましたが)
私がたまたま運が良かった可能性も否めません。しかし私の周りにも帰宅部はちらほらいましたが、部活をやっていないあるいは文化部であることが足かせになることは無かったとのことでした。
会社の人事部からは、運動部経験がある人を採用したいと聞きます。ですが今はどこも人手不足なのでそんなことは言ってられないでしょう。運動部でなければ就職先の選択肢が狭まるなんてのはひと昔前の伝説に過ぎなかったわけです。

長くなりましたがまとめますと、部活をやらなかっただけで将来が不利になることは無いと私のなかでは確信しております。
帰宅部はなぜ部活をやらないのか
土日に学校へ行くことがあり得ない
今でもときどき思うのですが、なんでやっとの土日なのに学校へ行かなければいけないのでしょうか。土日や祝日は休むものではないのですかね??
好きで部活をやっている人ならなんとも思わないでしょうが、惰性でやっている人はたまったもんではありません。
「会社員だって土日祝日休んどるやんけ!」と当時は思ったものです。
私たち帰宅部は、俗に言う「そういうものだから仕方がない」「部活はそれが当たり前だ」などの正論は通用しないのです。
そこに土日があるから休むわけですw
人間関係を維持するのが面倒くさい
特に中学・高校は人間関係が複雑化しやすい時期です。善いこと悪いことの判断ができずに、クラスメイトや部員を不登校に追い込むような人もいます。
そんな超×3面倒な人間関係にいちいち振りまわされる生活からさっさと離脱して、ひたすら自分の世界に入る方が気楽な人もいます。(私なんかはそうでした)
理不尽に耐えられるように、学生のうちから社会性や忍耐力を養っておけという意見もあります。もちろん大切ですが、それって部活動以外でも身に付けられますよねw
ましてや不登校や退部に追い込まれるくらいしんどいならいち早く離脱してしまったほうが身のためです。嫌なことから逃げるのも社会勉強の一環です。
高校生ならアルバイトの方がよっぽど社会勉強になると思います。中学生もボランティアなどに参加すれば、幅広い年齢層の方との交流もできるわけです。
学校ないしは部活動の小さなコミュニティが窮屈で面倒だと感じたら、帰宅部が向いているので考えてみてはいかがでしょうか。
苦労が報われない
これは特殊かもしれませんが、イヤなこと、やりたくないことをわざわざやっているのに、誰からも褒められない評価されない、青春が送れない。なんか虚しいと思いませんか?
彼氏彼女ができるのはバスケ部や野球部のような華のある部活動に所属している人が大半です。どうせ誰からも評価されないなら、その環境から抜け出して、せめて自分が心の底からやりたいことに本気になりませんか。(実際は顧問や部員に応援されているかもしれませんが)
私自身、中学生時代はこの理由がきっかけで部活動を辞めました。
帰宅部はなにをすればいいのか
とはいえ、家でダラダラと過ごすのは勿体ないです。何もしないで学生生活を終えたら必ず後悔します。
進学や就職面接でも、部活動の他に何をやったかはある程度用意しておいた方が良いです。
実際に私が経験したことも踏まえて紹介したいと思います。
好きなことに没頭する
帰宅部の醍醐味はやっぱりコレ!周りが気にならなくなるくらい好きなことに没頭しましょう。
習い事でも良し、時間に縛られたくなかったらYouTubeや読書で新しいことを見つけて挑戦するのも良いです。
将来に繋がらないことでも問題ありません。私なんかはひたすらファイナルファンタジーやスーパーマリオをしておりましたw
しかし今ではゲームについて会社の先輩と話すこともありますし、同じ趣味がきっかけで話題ができることもあります。
一見無駄なこと、周りからバカにされるようなことでも、いつどこで輝くかなんてわかりませんからね。
アルバイトを経験する(高校生)
中学生のうちは無理ですが、高校生からはアルバイトができます。
学業に支障が出そうで心配ならば、短期アルバイトなども募集しているところもあります。
大学生やフリーターに比べれば求人数は減ってしまいますが、それでも
例を挙げますと
- スーパー
- 薬局
- コンビニ
- ホームセンター
- 焼肉店
主に接客業がメインだった印象があります。
社会性や忍耐力は部活だけではなく、アルバイトからも学べます。
そして何よりお金がもらえます!w
ここが部活動との決定的な違いですね。
アルバイトは楽しいことも多いですが、そのぶん変なお客さんや社員の理不尽な要求もあります。まあこれこそ社会勉強ですけどね。
ですが、お金のため、欲しいものを買うためなら耐えられるなんて人も多いのではないでしょうか。
また、違う学校同士での交流もできるので楽しいですよ。
くれぐれも、学校に許可を得た上で始めてくださいね。
資格試験に挑戦する
「課外活動は控えめでしたが、そのぶんスキルを身に付けるための勉強を行っておりました」
と言って工業高校から大手企業に内定を貰った友人、国公立大学へ推薦で進学した友人もいます。それくらい学生が資格や検定に受かるのは偉大な功績として評価されるんですね。
中学生や普通科高校の人なら、英検やTOEICなんかは定番でしょう。
工業高校なら、危険物取扱者やボイラー試験でしょうか。
商業高校なら、簿記や基本情報技術者試験などですね。
特に手に職のつく資格は、就職先でも即戦力になることが多いですし、学生のうちから取得しておけば引く手あまたですよ。
自分の学科とは無縁の資格に挑戦するのも全然アリです。工業高校だから、情報系の資格は無理だろう、英語は難しいだろうみたいな思い込みはさっさと捨てましょう。そこで自分の向いていることに学生のうちから気づけたら、周りとは1歩も2歩も先へ進めるはずです。
同じ帰宅部同士で遊ぶ
ここまでひとりでできるようなことを挙げてきましたが、やっぱり友達と遊ぶのも青春のひとつですよね。
特に高校生は中学生よりも帰宅部の割合が多いです。
中学生はみっちり部活をやった反動からか、「高校は自由に好きなことをやりたい!」と思う方も多いのでしょう。ぜひその感覚を大事にして同じコミュニティの人たちと交流を深めてみてはいかがでしょうか。
私も高校時代は帰宅部同士で遊んでおりました。海に行ったりディズニーランドに行ったりとそれなりに良い思い出でしたね。
まとめ:帰宅部でも将来にほとんど影響はないので安心してください
先ほども言いましたが、中学生や高校生は人間関係が複雑化しやすい時期です。私みたいなナマケモノではなく、本当は部活動を続けたいのに人間関係で辞めてしまう人も少なからずいます。
そんな人が就職できない高校行けないなんて理不尽なことはあり得ません。
しかし、推薦や就職の面接でアピールするネタがひとつ減るのも事実です。
単発のボランティア活動やアルバイトでも大丈夫です。そこでなにを得たか、どう生かしたいかを伝えればいいわけですからね。
でもやっぱりゲームやら動画配信サービスでエンジョイしたいのが本音ですよねw
好きなことをやる自由があるからこそ、帰宅部は最強の部活だと思います。